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ロックの部屋

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YAZOO

YAZOO「オンリー・ユー」~エレクトロニック・ポップ度★★★~

YAZOOなんて知らないよ、YAHOOなら知ってるけどなどとは言わずに、【ヤズー】です。ヤフーではありません。

1982年にイギリスで活躍した、《エレクトロニック・ポップ》バンドのことです。

でも、このバンド「シチュエーション」「ドント・ゴー」といった曲はディスコなどで人気があったらしいから、知られているかも。

80年代前半のロックシーンというと、この手のエレクトロニックバンドが一つのシーンを築いていたような気がします。ヤズーの他にも【ウルトラボックス】【デペッシュ・モード】【ヒューマン・リーグ】【ユーリズミックス】などです。ともかく、リズムマシーンやシンセサイザーの進化で流行のようにどのバンドも取り入れていた。前記にあげたバンドは、これらの楽器を主に使っていました。

特に顕著なのがヤズー、メンバーがたった二人。女性ヴォーカリストのアリソン・モイエとエレクトロニクス・プレイヤーのヴィンス・クラークです。サウンドは全てシンセサイザーとリズムマシーン、ベースやギター、ドラムスは使用していない。要するにピコピコサウンドです。

このヤズーの特徴は、アリソン・モイエのソウルフルなヴォーカル。ミスマッチングのようであるようだけど、これが独特の個性。曲は明るいポップソングにディスコビートです。

なかでも、「オンリー・ユー」は特にメロディーが優れています。

60年代70年代の古典的なバンドスタイル(ギター、ベース、ドラムスの3点セット)が好きな人には、このての音は拒否反応をおこす人もいるようだけど、私はこれも大好き。そもそもロックに固定なスタイルなんかないのだし、常に時代と共に進化し続けるのがロック。

試聴はこちらでどうぞ、なかなか楽しいですよ。

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